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研ぎ
研ぎ。といっても今回は漆の器の研ぎのお話で、研ぎ出しかな。
現在は耐水ペーパーも色んな種類があって別にそれでいいのでは?と
わたしも思う。しかし色んな本を読んでみると炭で研ぐと書かれていて
炭??と最初は思い、炭といえばバーベキューか焼き鳥くらいしか思い浮かばない凡人の頭にはどうもイメージがわかなかった。
しかしマニアとしちゃ(笑)一度それを使ってみたかったので探してみるけど、炭といっても炭の種類によって荒さがあるみたいで、サンドペーパーなら#240などと番号で選べばいい訳だけど、炭は材料の木材の種類によって決まっているみたいで、それも呼び方などで何種類もあり、これまた難儀する。
で、今回は油桐から作られた炭静岡炭別名駿河炭とも言われる荒研ぎようの炭と、サルスベリから作られた呂色炭という磨き上げ前の柔らかく細かい炭と、極細まで粉砕加工した炭の粉を買ってみた。


使ってみた感じは、固くも無く柔らかくも無く、非常に使い勝手がいいです。それに入り隅や緩い曲面など、砥石で炭の形をある程度変えて研いでいると次第に曲面に合ってきてピタッと研げるようになり、さすが先人たちの知恵は凄いものだな〜と、あらためて感心してしまった。
バーベキューの炭に比べるとちょっとお高いですが、使ってみる価値はあると思います。
この他、磨き上げには、との粉や鹿の角の角粉など色々技法もあり先が長いな〜(^^;

by WoodDrawer | 2005-12-02 00:00 |
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