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車検
久しぶりにパンプキンの話題。
雪で乗れなかったのもありますが、1月に車検が切れてました。
去年のうちからいくつもの公認整備工場や民間車検場に問い合わせてはいたのですが、そろいも揃って車を見るなり「分らないから車検はできない」のお答え。
おいおい、お宅たちはその道のプロなんでしょ??と言いたくなるも、だいたい予想は付いていたので引き上げていました。
しかし車検が受けれないことには、タダのお高い鉄の塊になってしまうので、何とかやっていただけるところを探し当てて取りあえず車を見せに行く。

詳しい方ならご存知かと思いますが、これくらい古くなると現在の保安基準には適合していないところがいくつもあり、案の定その店も分らないという。しかし、そこは良心的で陸運局福井支局(福井で車検を受けてくれる大元)に持ち込みダメなら保安基準に合わせて車検を受けてくださるとのことでした。
世の中には車検が通りそうもない車をこっそり通してくれるところもあるようですが、後ろめたい思いをして乗りたくはないので、そこにおまかせすることにしました。

取りあえず車検証を支局にファックスしてコメントを求めると初期登録が昭和63年なのでその時の保安基準に合わせろとのこと。
と、簡単に言いますが、それは大変なことで思いつくだけでも、前後ウインカーを別に付ける、サイドにも取付ける、シートベルトを取付ける、ヘッドレストを取付ける、タイヤを基準に合格したものを履く、バックランプを取付ける・・・・などなど、まだまだ沢山あります。(^^;

何が問題かと言うと並行輸入車の場合何年に作られていようと日本に入ってきたときが初期登録で製造年月日は車検証に記載されていないのです。(現在は記載するように義務づけられたようです)
そこでまた保安基準ですが、こちらは製造年で細かく別れていまして、たとえばこの車は1956年製なので上に書いた諸々はすべて付いていなくても車検は合格です。
車検証には、かろうじてシリアルが記載されていたので、これで製造年は分るはずだと支局に攻め寄りますが、向こうは資料がないので認められないとのこと。頭が固い!!
こちとら古き良き時代のものをその当時の姿で乗りたいと言ってる訳で、違法改造ばりばりで騒音まき散らして暴走するような車を通してくれと言ってる訳ではないのにね・・・・

それでも諦めずに説得すると、とにかく一度現車を持ってこいと言うので、持ち込むと「こりゃ確かに古いね〜」って(だから言ってるだろ!!)(爆)
こちらもネットで散々調べて保安基準法も読みまくり資料もわたして交渉したところ、やっと1954年製で受けてもらえることとなりました。ん?ちょっとおかしいですね、わたしは1956年製と言われて買ってボディーも間違いなく56年製です。しか〜〜し!車検証のシリアル調べたら1954年製だったのです。(^^; なんかややこしいな〜〜

結局付け足したのは下の画像のひし形の反射板だけでした。これも横のランプに付いてはいるのですが、Fordの文字が邪魔だから文字を外すか新しい反射板を取付けるようにとのことで、いまさら、そんな細かいこといいじゃない〜って思ったけど、それくらいお安い御用なのでしっかり貼り付けて、めでたく車検合格とあいなりました。
これでシートベルトがないのが今まで半信半疑で乗っていましたが、これからは大手を振って乗れます。めでたしめでたし・・・(笑)

by WoodDrawer | 2006-02-28 00:00 | Harley&F100 パンプキン
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